グループ議論について


    グループ分けを行い、全14回の授業中の一部の時間でグループ内で議論の時間をとる予定です。13,14回目(必要に応じて変更)にグループ毎に発表時間10-15+質問討論の予定で発表します(グループ数により時間が変わる可能性があります)。レジュメをグループ毎に作成し、提出してください。提出レジュメにはグループの氏名リスト、発表者、レジュメの主な作成者(複数可)を記してください。但しレジュメ(内容は同じでも氏名を入れなくても構いません)を当日配布するかどうかはお任せします。発表時にはホワイトボードはあくまで補助的に用いるのみとし、プロジェクタとオンライン会議システムを利用してそちらの視聴のみで理解できるようにして下さい。コネクタはminiDSUB15と標準HDMIです。メディアセンタのPC(予め発表資料を入れておくこと)も利用可能です。必要であれば授業外でも議論してください。 授業外で必要であればオンライン会議システムを各自が利用登録し、自己責任で利用して下さい。利用料金は提供できません。 グループ決めの時にいただけ、あるいはグループ加入しただけで、結果的に議論やレジュメ作成等何も関与しなかったメンバーはリストから外して構いません。所属グループを決めていない人は既存グループに了解を得て加わってください(1グループ5人までとします。グループ結成時にはできれば4人までにしてください)

    以下は議論のテーマの例です。これらを参考に、グループで議論するテーマを選んでください。

    複数のテーマを絡ませた方が良い場合にはそうしてください。

  1. 技術関係

    1. 技術的特異点を迎えるにはこれからどのようなAIの進歩が必要か(立場によらず議論可能)

    2. 汎用AIができることは何か(人間の労働の代替、純粋機械化経済が可能か)

    3. 特異点の到来時期の議論は意味が薄いのではないか(不確実性が高い)

  2. 思想・倫理関係

    1. 人間の本体(価値)は生命なのか知性なのか(特異点についての議論を左右する)

    2. 特異点後に人間の脳の状態を機械にコピーできるようになった時、そうして生きる(?)べきか、あくまで生物として生きるべきか

    3. 汎用AIに対する価値観は議論する意味が薄いのではないか(母集団が偏っている)

  3. 社会・経済関係(促進・応用)

    1. AI研究開発に対しての政府の関与の在り方(影響が大きい)

    2. AIの政治・経済等の社会の機構や制度への応用(どのように意思決定に用いるのがよいか)

    3. AIに対する誤解(汎用AIがすぐ実現しそうという誤解を招きかねない、現在のAIとの差への無理解)をどう解くか

  4. 社会・経済関係(対応)

    1. ベーシックインカムの是非(労働に対する価値観, 倫理的側面も)

    2. 同様にパーティシペーションインカム(ベーシックワーク)について、それらの比較

    3. タックスヘブンの存在を考察に加える必要性

    4. 特異点と資源問題(エネルギー、食料、環境問題が収穫加速の法則に影響)

    5. 少子化問題との関係

    6. 特異点に向かってゆくとして現況社会における職業状況の推移(議論の前にデータが必要? 特異点を意識して収集したデータがあるのか)

    7. 技術的失業とデータ革命 5Gとの関係

    8. 国際関係への影響 USと中国の覇権争い、他の国の遅れ 社会体制とデータ収集・利用

    9. 特異点前後での人々の仕事/生活の変化の予測と対処(人間に悪影響を及ぼさないように)

    10. AIを利用した兵器の開発を国際社会は規制すべきか。規制の範囲で各国はどうすべきか。